
ここでは床ずれとはどんな病気なのか、詳しく説明していきます。
床ずれとは、自分で体を動かすことが不自由な人が自分の体重によって重心が加わる機会の多い場所に、長時間の圧迫が加わることで血行不良を起こして皮膚組織の障害を受けるものです。主に入院や介護などの場で懸念される皮膚疾患です。正式には褥瘡(じょくそう)と呼びます。
sponsored link
【褥瘡(じょくそう)とは】
褥瘡という字の意味についてですが、褥が「敷物、布団」という意味で「しとね」とも読みます。瘡は「きず、できもの」という意味で「かさ、くさ」とも読みます。すなわち敷物や布団の上で出来るキズという意味があります。【床ずれの特徴】
床ずれは、自分の体重による圧迫が長時間同じ場所に続くことが原因となります。従って、一日中寝たきりで介護が必要な方、半身不随などで体が麻痺している人など、自分で体を動かすのが不自由な方の場合は床ずれを起こさないように気を付けなければいけません。当然高齢者に多くなってくるのですが、実は若い方でも油断は禁物です。パソコンの普及によって仕事上一日中デスクワークという方も多い中で、ずっと同じ姿勢で休憩も取らずに座っていると床ずれを起こす可能性もあるでしょう。近年の床ずれ事情としては、入院患者については病院の管理も向上し発病率は低下していますが、高齢化社会の真っただ中ということもあり有病率は増加傾向にあります。特に在宅で介護している場合には、十分なケアが行き届かないことも少なくなく、発病率は入院患者の3〜4倍とも言われています。在宅介護の方に対してはさらに充実したケアが必要になります。
sponsored link
このページを見た方は次のページもよくご覧になっています。
⇒ 床ずれの原因
⇒ 床ずれの症状
⇒ 褥瘡と合併症
⇒ 赤ちゃんの床ずれ