
ここでは床ずれ治療で使用する薬について、詳しく説明していきます。
床ずれを治療していくにあたっては、大きく分けて3つの治療法があります。1つは薬を使用した治療法、もう一つはドレッシング材(被覆材)を用いた治療法、そして最後は外科手術による治療法です。
その中でも薬による治療について詳しく見ていきましょう。
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【外用薬(塗り薬)】
床ずれを治療する薬は主に外用薬を使用します。クリームや軟膏などの塗り薬で種類は様々です。床ずれ発生後はその状態によっても使用する薬は変わります。・炎症や感染を抑える薬
・皮膚の再生を促す薬
・壊死組織の除去をする薬
・保湿して傷を保護する薬
・浸出液や膿を吸収する薬
このような用途によって様々な種類の薬を使い分けていきます。実際にどのように選んでいくかは医師と相談し、治療効果の経過も見ながら判断していくことになります。
◆発赤が見られる場合
主にジメチルイソプロピルアズレンを使用します。◆水疱が見られる場合
主に酸化亜鉛を使用します。◆水疱が破れてただれている場合
主に酸化亜鉛、ジメチルイソプロピルアズレンを使用します。上皮形成促進を期待して、アルプロスタジルアルファデクス、ブクラデシンナトリウム、リゾチーム塩酸塩を用いる場合もあります。◆浸出液や膿がある場合
主にカデキソマー・ヨウ素、精製白糖・ポピドンヨードを使用します。sponsored link
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