栄養管理で予防
ここでは床ずれ予防で重要な栄養管理について、詳しく説明していきます。

床ずれを予防するためには、体圧という直接的な原因だけでなく栄養面という間接的な原因に対しても目を向ける必要があります。栄養が偏っていたり不足していると、床ずれになりやすくなる上に治りにくくもなります。特に高齢者の方は栄養が不足がちなことから、栄養管理は介護の上でも必要不可欠となります。

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【必要な栄養素】

床ずれ予防に必要な栄養素を以下に挙げていきましょう。
◆エネルギー
体重1sあたりおよそ30kcal(体重50sで一日およそ1500kcal)
◆たんぱく質
体重1sあたりおよそ1.0g(体重50sで一日およそ50g)
◆ビタミンA
体重1sあたりおよそ40IU(体重50sで一日およそ2000IU)
◆ビタミンC
体重1sあたりおよそ2r(体重50sで一日およそ100r)
◆カルシウム
体重1sあたりおよそ12r(体重50sで一日およそ600r)
◆鉄
体重1sあたりおよそ0.2r(体重50sで一日およそ10r)
◆亜鉛
体重1sあたりおよそ0.2r(体重50sで一日およそ10r)
◆銅
体重1sあたりおよそ0.02r(体重50sで一日およそ1.0r)
◆水分
体重1sあたりおよそ40ml(体重50sで一日およそ2000ml)

これらの栄養素が必要となりますが、もちろん栄養の偏りというのも体には良くありません。出来るだけ偏らないよう満遍なく摂取できるように気を付けましょう。

【おすすめの食材】

上記の栄養を多く含むお勧めの食材を以下に挙げていきましょう。
◆エネルギー
砂糖などの糖分ですが、砂糖より健康的なハチミツがおすすめです。また穀類や芋類も多く含んでいます。
◆たんぱく質
肉や魚などですが、牛肉や豚肉よりも鶏肉や白身魚がおすすめです。また卵や乳製品も多く含んでいます。
◆ビタミンA
レバーやうなぎ、にんじんやほうれん草などが多く含んでいます。
◆ビタミンC
パセリやブロッコリー、レモンやいちごなどが多く含んでいます。
◆カルシウム
乳製品や小魚、大豆や小松菜などが多く含んでいます。
◆鉄
レバーや貝類、パセリや海苔などが多く含んでいます。
◆亜鉛
牡蠣やレバー、うなぎやチーズなどが多く含んでいます。
◆銅
牛レバーやいくら、干しえびやココアなどが多く含んでいます。
◆水分
食事で摂る水分量は一日およそ1000〜1500mlです。足りない分の500〜1000mlは水分のみで補給する必要があります。

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