
ここでは赤ちゃんの床ずれについて、詳しく説明していきます。
床ずれは、長期間同じ場所が体重によって圧迫を受けることが原因です。従って体の不自由な寝たきりの方や入院患者に診られるものですが、「長時間同じ体勢で体を動かせない」と言えば、生まれたばかりの赤ちゃんも同じです。では赤ちゃんも床ずれに注意しなければならないのでしょうか?
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【赤ちゃんは床ずれしない?】
実は赤ちゃんはまず床ずれすることはありません。その理由は以下の通りです。・体重が軽い
・骨格も未完成で骨が突出しない
・新陳代謝が活発
・意外と動いている
このような理由がある為、大人と同じように床ずれする心配はほとんどないのです。ずっと仰向けで同じ場所に体重がかかりますが、体重自体が軽いという点でクリアしています。寝ていて骨が出っ張ることも、骨格が未熟で未完成なため血流が滞ることもありません。泣くということ自体が相当な運動量なこともあり、新陳代謝も大人の3〜4倍と物凄く活発で、組織が壊死する可能性も低いです。そもそも想像している以上に手足を動かしているため、圧迫を受けることも少ないのです。
ただし、赤ちゃんでも絶対に床ずれをしないというわけでもありません。先天的な病気等で体が弱っているなど、条件が揃えば床ずれを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
【後頭部の床ずれ】
例外として言えば、赤ちゃんの後頭部のハゲです。生後すぐはもちろんハゲていませんが、しばらくすると寝返りしないうちは後頭部がハゲてしまうことがあります。寝返りをしないので後頭部の皮膚や髪の毛が圧迫と摩擦を受けて、ハゲてしまうものです。sponsored link
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