
ここでは床ずれができやすい場所について、詳しく説明していきます。
床ずれの好発部位、いわゆるできやすい場所というのがあります。仰臥位(仰向けに寝ている時)や側臥位(横向きに寝ている時)、座位(座っている時)などそれぞれの体勢によってできやすい場所は変わってきます。
具体的にどういった場所に床ずれができやすいのでしょうか?
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【仰臥位】(仰向け)

図の赤い部分です。仰向けで寝ている体勢の時に床ずれができやすい場所は、ベッドと体が触れる中でも骨が突き出た部分となります。上から後頭部、肩、背すじ、肩甲部、肘、腰、仙骨部、かかとなどが挙げられます。
【側臥位】(横向き)

図のオレンジ色の部分です。横向きで寝ている体勢の時に床ずれができやすい場所は、体の側面で骨が突き出た部分となります。上から側頭部、耳、肩、肘、手の甲、腸骨部、膝の内側、内外くるぶしなどが挙げられます。
【座位】(座っている)

図の青い部分です。車いすなど座っている体勢の時に床ずれができやすい場所は、背中からお尻にかけてや肘の部分となります。特に腰からお尻にかけてが多く見られます。
このように各体勢によって出来やすい部位を知っておくことは、床ずれをいち早く見分ける為に欠かせない指標となります。こういった場所はよくチェックするようにしましょう。
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